30歳で競プロに目覚めた霊長類のブログ

チンパンジーと一般人のあいだ

DDCC2017本戦に参加してきました!!

本戦に出られたことは本当に奇跡でした →前回の記事

初のオンサイト大会であり、ひょっとしたら最後かもしれない。
私にとって、とても貴重な体験!!
超ーーー楽しくて、超ーーー刺激になった 1日だった!!


本戦開始まで

Twitterを眺めると、本当に全国から飛行機なり新幹線なりで集結していた。
改めて、規模の大きい大会なんだなってのを認識した。

さて、私はというと、新幹線はいらないまでも、会場まで片道2時間はある所に住んでいる。
余裕を持って、6時には家を出た。
よりによって前日緊張して眠れなかったので、とにかく眠かった。

会場近くのコンビニでカフェオレとお茶と板チョコを買い、準備万端。
コーヒーでなくカフェオレを選択したのは少しミスで眠気を覚ますには弱いと感じた。

集合時間の10分前ぐらいに、Disco社に潜入。
すでに50人ぐらいが蛇のように並んでいたかな。
若い人が多く、中には中高生くらいの見た目の方も何人かいた。

受付でTシャツと名札を受け取り、エレベーターに乗った。
名札の番号は、No.200!!
本当に最後の通過者だったみたい。

会場ではチョコレートと計算用紙が自由に取ってよかった。
(しまった。チョコレートが被ってしまった。。)
と思いながら何粒か確保。

着席し、wifiにつながるのを確認してからは、家でいつもコンテスト前にやるのと同じように、
手慣らしで簡単な問題を解き、あとは本番用のファイルをエディタで開き、深呼吸・精神統一していた。
開始の時刻が近づくと、"""あの"""chokudaiさんが登壇した。
始まるぞ!

ハプニング

今回のコンテストページのURLがスクリーンに映し出された。
ブラウザを開き、写経して...と。あれ、開けない。
URLは何度見ても正しい。
かつ、ネットには繋がってる。他のwebページは開けるし、AtCoderのサイトも開ける。
唯一、コンテストページだけが開かない。
周りの人は、問題なく表示されてそう。
自分だけが何故か今回のコンテストページを開けない。

chokudaiさんは「開けましたかー、開けてない人いませんかー」と言っている。
助け舟だ!すかさず挙手。スタッフの方が駆けつける。
状況を説明するも「おかしいですねぇ。」で原因分からず。
他にも手を上げてた方がいたようで、「また何かあったら呼んでください」と言って、走り去ってしまった。
うーん、いつもと違うのは何だ、と思った時に、このwifiかなあと思って、自分のスマホからのテザリングに切り替えてみた。
・・・。相変わらず、無が表示されている。

一方、chokudaiさんは「皆さーん、サーバの負荷を確認しますので、イッセーのせで、F5を押しましょう〜」とか言っている。
これ、オンサイト大会では恒例の儀式なのかな?
開始時刻も迫っていたのでイベントは進めないとね。
カウントダウンと共に皆F5押す。念のため自分も押す。・・・うむ。
「大丈夫ですね〜」と沸き起こる拍手。
こっちは大丈夫じゃないよ!

ふと思い立って、PCを再起動してみる。ものは試し。
こういう原因不明の事象には原始的な対処が良かったりする。
・・・あああー、良かった。
無事にコンテストページが表示されたのは、開始2分前だった。
ダッシュでトイレに行くと、息つく間もなく、本戦は始まった。
眠気?そんなものは、とうに吹き飛んでいた。


ちなみに、未だに原因はわからない。
ブラウザのタブを開きすぎてて、メモリが確保できなかったのを一番疑っているけど。。。
すごくパニックになった出来事でした。

本戦

簡単に感想など。

A: 正方形のチップ2

Submission #1733480 - DISCO presents ディスカバリーチャンネル コードコンテスト2017 本戦

去年の過去問を直前に見ていたのでデジャビュを感じた。
とりあえず、過去問のときと同じように、右上の領域について求めて、4倍すればいいなと思った。
しかしKが奇数のときの場合分けが案外面倒臭く、時間を取られた。結果として書けたコードも必死感あふれてる。
あとで解説を見ると、Kが小さいので、全ての格子点を調べて円に含まれるか判定するのが推奨されていた。
確かにそうすると場合分けいらないし、楽に書けるな〜と思った。

B: GCDロボット

Submission #1733480 - DISCO presents ディスカバリーチャンネル コードコンテスト2017 本戦

色々手元で実験してたら、GCDのLCMを求めるのが良さそうなのに気づいた。
LCMの求めかたは、わりと直近に類題を解いていたので、覚えてた。
LCM(a,b) = a * b / GCD(a,b)
私にしてはファインプレー。
問題を見てすぐに、素因数分解がいるだろ!と直感して素因数分解のコードを書き始めなければ、もうちょっと早く解けた。。(素因数分解はいらない)

C:グラフいじり

これは手も足も出なかった。。。
とりあえず閉路を検出しなきゃと思い、色々試してた。


というわけで、結果は2AC、42:38。
200人中、119位!!(実力・レートの割に、かなり上出来!)

ビュッフェ

本戦が終わったらビュッフェで昼食。
TABさんに思い切って声をかけ、北大の皆さんとご一緒させていただいた。
(TABさんは特に、今回私の出場のきっかけになったので、ご挨拶したかった)
競プロについてリアルで話せる人が私の周りにいないので、色々お話できたことでかなり刺激になった。
ICPCについて知らなかったけど、とてもアツイ世界があって、アツイ男たちがいるのを知った。

ビュッフェはピラフとパスタがあって、あとは揚げ物が多かった。
というか、人数が多すぎて、食べ物にたどり着くのに時間がかかった。
この界隈でよく聞く、人権とかハラスメントといった言葉が頭をよぎった。
(それはさておき、食べ物は美味しくいただいた。)
終了5分前にビュッフェに寿司が到着するハプニングもあった。(だがこれもすぐに売り切れた)

特別対談

ponanza開発者の山本さんと将棋棋士の西尾六段の対談。
これを、AtCoder社長のchokudaiさんの進行で進められた。
なんとも豪華。
しかも、私の席は舞台の真正面、前から3番目のすごくいい席だった(^^)

主な内容は、

  • 将棋AIが将棋界に与えた影響について
    • 古くからの戦法が否定されたり、逆に注目されたりしてる
    • 棋士の研究の仕方に大きな変化。(千田六段の手法を聞いちゃったけど、スゲ〜と思った)
  • AIが人間を上回っても結局人間は人間が好きという話
    • ニュースの注目度 (ponanzaが名人を倒す <<< 藤井四段フィーバー)
  • AIが競技プログラミングをやるとしたら?
    • というかすでにやってる(レート1000ぐらい←!!)

あとは、うん、メモを取りながら聞けばよかった...。
PCやメモ用紙やらクロークに預けたままだったのとても悔やまれる。

一応、Twitterの#DDCC2017 ハッシュタグで、質問や話してほしいことなどを受けつけるスタイルだった。

私もこんなことをポロっと書いたけど、実は、
競プロというのは、どちらかといえば AIに食われやすい 分野らしい。
ひぇー。意外。
入力と出力の形がお行儀良く決まっているからなのだとか。

すでにある競プロAIは、なんと、問題文を読んでないらしい。
出力のサンプルに合致する解法をゴリゴリ探索して、submitしまくるらしい。
それでレート1000なんて、驚き。
今後、問題文を解釈できるようになったら、確かにどんどん強くなりそう。

「AIの知能は指数的に成長するから、人間は油断しているといつの間にか抜かされている」
と、こんな話題があった。
将棋は電王戦という媒体があって、人間かコンピュータかみたいな構図が数年続いて、商業的にうまくいったけど、囲碁は抜きつ抜かれつのようなドラマをあまり見せることなく、気づいたら抜かされていた。

競プロも含め、多くの知的な分野で人間が敵わなくなるのは、確かに近い将来ありそう。

山本さんから、こんなメッセージがあった。
競技プログラミングだけではなく、他のチャンネルにも目を向けてほしい

これは確かにそう、で、肝に銘じている。

今は新しいアルゴリズムを身につけてどんどん問題が解けるようになるのが楽しくて、競プロをやっている。
そのうち、ここで身につけたことが、新しい何かを生み出す力になれば最高だと思う。
そこのレベルに行くには圧倒的に力が足りないので、今は精進するしかない。
でも、他のチャンネルにも目を向けるってのは、忘れずにいたい。

さて、少し脱線したけど、この対談もすごく刺激になったなあ。
面白かったから、どこかで放送してくれないだろうか。
(ディスカバリーチャンネルさん有料メディアだっけ?)

社内見学

主催のDisco社さんのリクルーティングを兼ねたイベントだったので、Disco社の紹介などがあった。
私は社会人だけど、せっかくの機会だしで、一緒に見て回った。
自社ビルにプール、ジム、仮眠室、食堂、社員寮…があって、福利厚生すげーと思った。

懇親会

このタイミングで結果発表があり、入賞者の表彰が行われた。
なんというか、皆さん独特なコメントが面白かった。

またも、お寿司が登場!
そして、今度はなんとビールももらえた。 キンッキンに冷えてやがら...なかったけど、ありがてぇ。。

ミーハーな一面のある私は、山本さんや西尾六段とお話しできるかなーと少し期待した。けどさすがにいらっしゃらなかった。
chokudaiさんはやっぱり、常に人気だった。
私が元々お顔を知っていたのがchokudaiさんだけだったので、もっと色々な人に話しかけていけなかったのが少し悔やまれた。(誰が誰だかわからない)
ネームプレート、どーんとでっかくユーザーネーム書いて欲しかった。。

終わりに参加者で集合写真を撮った。
男だらけで人口密度が満員電車レベルだったので、とても暑苦しかった

解散後

私はあるチャンスを伺っていた。
またとない機会なので、chokudaiさんに絡みに行こう、と。

まあ、同じことを考える人はたくさんいて、
本にサインをねだる人、ツーショット写真をねだる人がいた。
よし、これになろう!と思った。

chokudaiさんが他の参加者と歓談しているちょっとの隙をみて、「お疲れ様です〜」と話しかけて行った。
「よろしければお写真撮ってもらっていいですか〜」と。
自己紹介もせずに、我ながら図々しい男だ。

にもかかわらず、素敵な笑顔で応じてくれた。
ほんとは写真を撮ってもらった後に少しお話ししたかったけれど、ちょうど別の人が横で話したそうにしていたので、譲ってしまった。

今更ながら、自分だけ顔を隠して、勝手にchokudaiさんのお顔をアップロードしてしまったので、失礼でないかと思ってる。
(しかもツイート内容も興奮のあまり、chokudaiさんをパネル呼ばわりする超失礼なジョークが添えてある)
ご本人からいいねを頂いたので、寛大な心で許して頂いたと捉えてるけど。。
失礼がありましたらすみません。。

まとめ

長々とまとまりのない文章を書いてしまったが、、、読んでいただいてありがとうございます。

何度か書いたけど、イベント全般を通じて、とてもいい刺激を受けた。
私自身、冴えない人生を送るんだろうな、と感じたこともあったけれど、こういう強いプラスの刺激があると、人生が一転、華やかになるというか、まだまだ楽しいことがあるな、と感じた。
それと同時に、もっと競プロを頑張りたい!という思いが強くなった。

あとは、参加してみて思ったのは、競プロで出会った人たち、若いなって思った。
年齢的なことはもちろんあるのだけど、それ以上に、目がキラキラしてて、心から競プロを楽しんでいるのが伝わってきた。
私と違って、彼らは若さを有効活用できているので、この先も充実した人生を送れるだろうと信じて疑わない。
私も肉体的には中年になりつつあるのは仕方ないけど、精神的な若さは見習っていきたい! !

素敵な機会をありがとう、AtCoderさん、Discoさん、ディスカバリーチャンネルさん!!
次回もあったら、ぜひまた強くなって参加したい!!