30歳で競プロに目覚めた霊長類のブログ

チンパンジーと一般人のあいだ

AtCoderJobs経由で転職ACするまでの記録

intro

この度、無事に中途採用での内定をいただき、転職活動を終えることができました!!

その際、昨年サービスが開始したばかりのAtCoderJobsを利用したので、それにも触れながら、私の転職活動がどんな感じだったか振り返りつつ記録に残していこうと思います!


転職に至るモチベーション

私は7年ぐらい、モバイルアプリエンジニアとして1勤めていました。
小規模な会社ながら、知名度の高い(高かった)サービスがあり、ユーザー数が数百万人規模のアプリの改修・リリースに関わることができました。
また、開発の色々な役目 (要件定義・実装・テスト・保守)も経験できましたし、リーダーとしての役目や顧客との折衝を求められることもありました。
大きな規模の会社に常駐させてもらったこともありました。

少なくとも2年前 (=私がAtCoderと出会う以前) までは、転職の転の字も考えていませんでした
そこから徐々に転職へのモチベーションを高めることになり、最終的には転職を決意します。

競プロer社会人たちとの出会い

この2年間で、競プロ関連のイベントを通じて同業・同趣味 (競プロer)の社会人と知り合うことが多くありました。
それまで外の会社の人間とプライベートで知り合うことはなかったので、すごく刺激を受けました。
まず気づいたのが、出会う人出会う人、自分のキャリアや人生設計についてしっかり考えている人がとても多いです。
これに関しては、私がそれまで考えてなさすぎだっただけかもしれませんが、そのギャップを認識できたのは大きいです。
次に驚いたのは、転職でステップアップを図ろうとする人の多さです。
新卒で入社した会社に居続ける人はむしろレアなのかなと思うくらいです。
とにかく、同業の意識の高い人たちとの出会いが、人生について考えるきっかけになりました。
意見を交わしてくれた皆さんに感謝します。

いつ転職するのか?

私は、それまで漠然と考えていたのは、転職するとしたら「今の会社で学ぶことがなくなった時」だと思っていました。
しかし最近になって、その時を待っているのは間違いだ2と気づきました。
同じ会社にいても、仕事ガチャの結果によっては身につかないスキルは必ずあります。(これはどこに居てもそうだと思います)
だから、別にその会社が持っているスキルをコンプリートしなくても辞めて良いのです。というか、コンプリートしようなどという発想がおこがましかったです。
それに、仮にコンプリートできた時が来たとして、そのコンプリートするまでの間、もっと効率よくスキルを磨ける環境があったら?と考えると、どう考えてもそっちの方がお得です。
私は「仕事とは退屈なものだ」という先入観もあったので気づくのが遅かったのですが、仕事の9割が退屈だと感じていた3~4年前にはとっくに辞めるべき状態だったということです。

成長できる環境への憧れと欲求

退屈な状態というのがどういう状態だったかというと、
まず、競プロで得た、計算量改善等の知見は業務で一切必要とされませんでした。
それ自体はわりと普通のソフトウェア開発現場でよくあることだと思うのでまだ良いのですが、
保守担当の時は頭を使わない割に体力だけ消費するルーチンワークや、テスト担当の時は仕様の明文化されていない謎製品を動かして延々と挙動を記録する日々もありました。

その頃は「食べていくため」にそんな環境であっても我慢するのが当たり前と思っていました。
ですが本来は、そんな時期こそが自分の環境に疑いを持つべき時期なのかなと思います。
明らかに、会社が私に求めていることと、私が会社に求めていること には大きな食い違いが生じていました。
私が会社に求めていたのは、持てる力を活かしたい欲求を満たせることと、日々「学び」や「成長」があることでした。
それはルーチンワークやテスト消化の日々では決して満たされることはありません。3

私は、エンジニアがその能力を評価されて尊重され、適材適所の仕事ができる環境にあこがれていました。
また、優秀な方に囲まれて能力を高めあえる環境も欲していました。
これも、様々な社会人競プロerと接する中で徐々に感じるようになったことです。

私自身はまだまだひよっこだと思っていながらも、客観的にはプログラマとしての能力があるほうだという自覚も(AtCoderのおかげで)あり、それを生かしたい、そして成長したい、という欲求があることに気づきました。

どのようにして内定を得たか

会社との出会い

2月頃、ある会社さん4で競プロのオンサイトイベントが開かれました。
きわどく枠が空いていたのと、こういうイベントには積極的に参加するようにしていたので、迷わず参加しました。
ゆるふわなイベントとのことでしたが問題はしっかり作られていて、かなり楽しませてもらえました。
参加無料でピザまで振舞われてちゃんと本格的なイベントだったので、かなり満足でした。

交流の場では、主催した社員さんに声をかけてもらえて、AtCoderJobsで中途採用もしていることを知りました。
当時私は、転職に興味はあったが、なんだかんだ理由をつけて「転職はしたいけど今はまだその時期じゃない」と言い、特に動けていない状況でした。
AtCoderJobsも興味があって、転職するとしたら一番にAtCoderJobsを頼るだろうと決めていたものの、登録したきり見ていませんでした。

その会社は検索サービスを作っている会社で、競プロの知見を持つ人をある程度歓迎しているようでした。
競プロ部が活動し始めたことも聞きました。
知らない会社だったけど良さそうだな~というのが第一印象でした。

後日、その社員さんに声をかけてもらえて、食事に行くことになりました。
(私の方から声をかけようと思っていたときに、DMがきました)
そこで会社の魅力を色々聞いて、行きたい度合いが強くなりました。

AtCoderJobs

ということで、何かの縁だと思い、AtCoderJobsを使ってその会社に応募してみることにしました。
応募がAランクからということだったので、つい1か月ちょっと前に青色(Aランク)に到達していた自分には、「早速のタイミングで役に立った」と感慨深いものがありました。

食事の時に社員さんに色々聞いたのですが、そこで一つ、
Jobsで応募する人必見の最重要アドバイスを いただきました。
それは...

「その他PR」欄を充実させる!!

「その他PR」欄は、フリーフォーマットなので人によって手を抜きがちなところであり、差が出やすいです。
さらに、人事の人が応募者を知るうえでかなり参考にするところであり、PRが弱いと落とされてしまうケースもあるようです!
(現に、面接の際も割と「その他PR」に書かれた文章をもとに面接が進んで行きました! )

ということで、その他PRはみっちり書きました。
私の場合、業務での経験と、業務外での経験に分けて書きました。
業務外のところに、AtCoderの実績(?) (連続400日AC, PythonAC数1位, ゴリラジオ体操続けてます~) みたいなのも書きました。
(これは実際面接でもウケが良かったです。)

このアドバイスがなかったら、落とされるところでした。

面接対策

面接対策ですが、私の場合
「面接官になったつもりで履歴書やその他PRにツッコミを入れていく」はやりました。
なぜそれをやろうと思ったのかや、関連するエピソードを話せるように準備していました。
これは主に脳内で、通勤の行き帰りの時間やお昼休み中など、任意のタイミングで自問自答を繰り返していました。

また、ちょうどこの時期に見つけた記事で、ヴァネロピさんの記事 に感銘を受けていました。
この記事を見るまではもっと転職活動を甘く考えていたので、しっかり対策しなきゃという気持ちになりました。
(気持ちになっただけでここまでしっかりと対策はできていませんでした)
(あとから思うともっとちゃんと準備すべきだった点があるので、反省)

あとは、ホームページを見るなどして、この会社に入社するぞ!という意識を高めていました。

退路を断つ決断

これは内定とは直接関係ないのですが、実は選考前に退職を決めるという、少し危ない橋を渡っていました。

これは勢い任せながらも、かなり考えたうえでの行動でした。
転職を本格的にやるなら、遅かれ早かれ辞めるだろうということと、勤務しながらの転職活動のやりづらさを非常に感じていました。
選考のたびに会社を休んだり早退したり、というのは好きなだけできるわけではありません。5
現に選考をリスケしてもらうこともありました。
収入が止まるリスクはありましたが、転職活動自体を短期決戦で片付ける覚悟で決めました。
最後に決定打になったのは、ちょうどこの時期に告げられた人事的な不遇でした。

選考~内定

内定までに選考に赴いたのは2回でした。
初日が面接→SPI→面接→面接 でとってもハードでした。

面接の詳細は書けませんが、一番PRしたい職務経験は何か、ぐらいは整理しておくべきでした。
あとはSPIを甘く見ていてボロボロでした。
こんなに難しかったっけ?という感想だったので、ちゃんと対策した方が良いですね。

最終面接の日も面接が2回ありました。
私が想定していた以上に志望動機を掘り下げられて、一時こんな状態になりました。

ぐにゃぁっとなりながら、そこまでは考えていませんでした、と素直に言いました。
(というか緊張もあいまって全体的にボロボロだったので、ダメかと思いました...)

最終面接の後、胃に穴が開きそうな状態で1日過ごしましたが、なんとか内定を得られていました。
2度の作戦会議とその他PRのアドバイスと、最後までお世話になったイベント主催の社員さんには感謝です!
5月から同僚になるのでさらにお世話になることと思います。

転職活動を通じて

結果として、Jobsから応募した1社目で内定を得られました。
(ちょっと通常とは違う流れでしたが...)
しかも、かなり希望に近い環境・職種だし、福利厚生もめっちゃ良いのでこれ以上ない結果です。
AtCoder青達成、オンサイトイベントの参加、社員さんからの手引き、、などなど、1つでも欠けていたら内定が得られなかったと思います。
面接も失敗した部分があったので、運が良かったと思います。
AtCoderJobsのスカウト機能はここに落ちたらONにするつもりでしたが、最後までOFFのままでした。

AtCoder経由で応募できたことが自信になった

普通の転職活動だと、職業での経験をもとに、応募先の会社が期待するスキルとマッチするか?という面談になると思います。
私の場合それだけだと心もとないと感じます。
ですが、AtCoderでの実績がアピールに使える会社、となれば、ずいぶんと心強い自信になっていました。
私の場合、業種が違うこともあり、これがなければ採用されなかった可能性がかなり大だと思っています。

実際、AtCoder青(Jobs Aランク)の評価は、意外と高い、と感じました。
内定をもらえた以外にも2社ほど、(AtCoderJobsとは別経由ですが) AtCoder関連でお誘いを受けていて、カジュアル面談に行きました。
大体、「業種が変わると戦力になれるかが不安」とか言うと、「AtCoder青なら全然大丈夫だと思います」という答えをもらえました。

サンプル数が少ないので確かではないかもしれないですが、AtCoder経由で募集してくれている企業さんは、AtCoderの色ごとのレベルがどれ位かをちゃんと把握してくれている印象を持ちました。

コンプレックスの解消

私は大学を複数年留年したことがコンプレックスの1つになっており、なぜと聞かれると未だに答えに窮するポイントではありました。
結果として5回の面接の中でそれに触れられたのは1回で、しかも「答えにくかったら大丈夫ですよー」って感じで優しくしてくれたので助かりました。
転職面接では学歴よりも職歴を重視する傾向があるんだな~というのが分かりました。6
この経験をもって、このコンプレックスはほぼ消滅しました!!

AtCoder万歳

マル秘情報ですが、寝相が悪いとちょっと足向いてます

outro

勉強しなきゃ... するぞ...!!


  1. そんな格好いい職種名はありませんでしたが勝手に名乗っていました。実態は雑用屋さんでした。

  2. 575。

  3. AtCoderがそこの欲求を満たしてくれる存在ではありました

  4. 特定してもそっとしておいてね(//)

  5. 575。

  6. これもサンプル数が少ないので一般的に言えるかは分かりません